交際期間が短い夫婦が配偶者ビザ申請をする場合の注意点
国際結婚において、交際期間が短いまま結婚に至るケースは一定数存在しますが、配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の申請において、交際期間の短さが審査上のリスク要因となることがあります。
交際期間が短いこと自体で不許可となるわけではありませんが、婚姻の真実性について慎重な判断がなされるため、通常以上に丁寧な対応が求められます。
1 交際期間の短さが審査に与える影響
配偶者ビザの審査では、夫婦としての実体があるかどうかが最も重要なポイントとなります。
出会いから結婚までの期間が極端に短い場合や、直接会った回数が少ない場合には、形式的な婚姻ではないかという観点から慎重な審査が行われます。
2 出会いから結婚までの経緯を具体的に説明
交際期間が短い場合や会った回数が少ない場合には、なぜ短期間・少ない回数で結婚に至ったのかを具体的に説明することが不可欠となります。
どのようなきっかけで出会い、どのように関係が進展し、結婚を決意するに至ったのかを、時系列に沿って丁寧に示す必要があります。
説明が抽象的である場合には、審査官に十分な理解を得られない可能性があるため、丁寧に説明することを心がけましょう。
3 交際実態を裏付ける資料
交際期間が短いなどのケースでは、客観的資料による裏付けの重要性が一層高まります。
写真やメッセージのやり取り、通話履歴、渡航歴などを通じて、実際に関係が存在していたことを示すことが大切になるでしょう。
短期間であっても、密度の高い交流があったことを示すことができれば、関係性の信頼性を補強することが可能ですが、反対に、資料が乏しい場合には、説明の説得力が弱くなるため注意が必要です。
4 他の要素との組み合わせに注意
交際期間の短さに加えて、年齢差が大きい、収入が不安定である、過去の在留状況に問題があるといった事情が重なる場合には、審査はより厳しくなります。
このような場合には、それぞれの事情について個別に合理的な説明を行うことを検討することも重要になります。
5 まとめ
交際期間が短い夫婦による配偶者ビザ申請は、審査において婚姻の真実性について慎重に判断されることを踏まえ、通常以上に丁寧な説明と資料の提出が求められることを想定した準備が必要になります。
出会いから結婚に至る経緯を具体的に示し、客観的資料によって関係性を裏付けることが、許可取得の重要なポイントとなります。
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